「桜を見る会」報道に見る反安倍派のズレ
お久しぶりです。
桜を見る会についての報道が盛り上がっていますね。
野党の皆さんも、これを絶好の安倍内閣攻撃のチャンスとみて、連携して大攻勢をかけています。
色々と言われているようですが、ハッキリ言って「うんざり」です。
どっちにうんざりかと言うと、野党側にです。
いや、野党も含めたマスコミ、国民ですね。
大まかに言うと「反安倍派」です。
いや確かに、良くないことは良くないですよ。
税金を私的に使うのはいけません。
これはスキャンダルですよ。
でもね、確かに政治家のスキャンダルは攻撃しやすいですよ。
このスキャンダルを理由に「安倍やめろ」と言う人の気持ちもわからんでもない。
ただ、個人的には政治家の一番の仕事は「政治」です。
つまり「政策」です。
ぶっちゃけて言うと、政策さえちゃんとしてくれれば「桜を見る会」に多少税金を使おうが、漢字が読めなかろうが、不倫しようがどうでもいいと思う。
スキャンダルが多少あったって、政策がイケてるなら僕は支持します。
そうした点から安倍内閣の政策をみるとどうか?
まあ確かに評価できる点もあります。
曲がりなりにも7年近く続いているわけだから、成功した政策もあります。
しかし、「消費増税」という重大な政策を見れば、これは完全に失敗でしょう。
安倍内閣での二回の消費増税は、経済政策としては完全な失敗と言わざるを得ないんじゃないですか?
なんと、麻生財務大臣みずから、消費増税しておいて「税収は減る可能性がある」と発言したそうですよ。
jp.reuters.comまあこれは今年度の話ですから、消費増税の影響がどこまであるかはわかりませんけども。
税収が増えない、GDPは成長しない、賃金も増えない
これが経済政策の失敗でなくて何なのか?
これこそ、安倍内閣攻撃の絶好のポイントじゃないですか?
野党もマスコミも、どうしてここをもっと攻撃しないのか?
どうして、桜を見る会だのモリカケだのクソどうでもいいスキャンダルしか攻撃しないのか?
その理由を考えているとですね、悲しくなるわけですよ。
「政策の話なんかしても数字(得票・視聴率)は取れないから」じゃないですか?
国民の皆さんは「野党はどうでもいい批判ばかりしてないで、建設的な政策の話をしろ」と言いますよね。
でも、実際「建設的な政策の話」なんかされたところで、理解できる人なんて少数派なんじゃないですか?
テレビで経済政策の真剣な話なんかしても、視聴率取れないでしょう。
それよりも、ワイドショーでひたすら「税金の無駄無駄無駄無駄」とスキャンダルを攻め立てる方がわかりやすい。
だからスキャンダルばっかりの報道になるのでは?
そして野党の側。
野党の側も、もっと安倍内閣の経済政策に対抗する政策の話をするべきですよ。
でも、政策の話なんかしたところで支持率が上がらないというジレンマに陥っている訳です。
この苦境を脱するには、やはり「国民」の側が変わっていかなくてはいけないと思います。
仮にスキャンダルで安倍さんを辞めさせるとするなら、次に来る候補は「スキャンダルをしない人」が求められます。
でも、スキャンダルなんて作ろうと思えばいくらでも作れるし、根本的にスキャンダルしなかったところで国民に得はありません。
逆に、安倍さんの「政策が悪いから」辞めさせるとするなら、次に来る候補は「安倍内閣より良い政策」が求められます。
こういう「政策」の良し悪しで議論できる段階に、我々は成長していかなくてはいけません。
クソどうでもいい「人柄」なんてのが政権選択の上位にくるのはおかしいんですよ。
これは反安倍派だけでなく、安倍支持派にも共通して言える課題だと思います。
スキャンダルよりも、政策に関心をもつ国民になるべきではないか
今回は以上になります。
駄文読んでいただきありがとうございました。